こんばんは。再び大阪への移動中からの投稿です。
今日は17日の執行さんのリサイタル@東京オペラシティのご報告を。
執行さんが40歳から始められたリサイタルは、毎回バッハの無伴奏+ベートーヴェンのソナタ(番号順)+ソナタ作品プログラムによる10年連続リサイタルで、今年で4回目。
超多忙なスケジュールをこなす中で、毎年新たなリサイタルプログラムを課すのはどれだけ大変なことか…、挑み続けている姿だけでも感銘を受けます!
というわけで、事前のリハーサルは前日1回のみでしたが、執行さんが指揮者のようなリハーサルの進め方をして下さり、音楽的には安心して臨めました。ベートーヴェンもブラームスも視野が広がり、決して無難に収まらない、色々な意味でスリル満点な本番になり、楽しかったです!
後半直前に記念撮影
執行さんのヴァイオリンは、シェリングのようなボーイングで、骨太で深い音色が美しく、一緒に弾いていると不思議と安心します。
そういえば、好んで聴いてきた室内楽のCDはシェリングやハイフェッツ、オイストラフやグレミオなど、昔の巨匠ばかり。
CDが擦り切れる位?!聴いたのもこれ。
弦楽器のボーイングは、時代や流派?によってかなり違いがあるそうで、昔流のボーイングだとオールドファッションと言われるらしいですが、以前マルシャン先生が最近のアップダウンの激しい軽いボーイングはいかがなものかと仰っていたのを思い出しました。
弦楽器の音色作りも奥が深いですね…
執行さんとご一緒させていただき、多いに刺激を受けた濃い2日間でした。
来年のリサイタルは5月7日、今からとても楽しみです!!