今月末で東京に来て丸6年が経ちました。
"こうありたい"と願い、努力して実現できたこともありましたが、素敵な方々との出会いや、思いがけないチャンス、時には失敗や挫折を経たことによって人生が好転してきた年月だったように思います。今すべき事に取り組み、成り行きに従うのも案外夢への近道なのかもしれないと感じる今日この頃です。
演奏活動と並行して、可能な範囲でプライベートレッスンも続けていますが、先日22日には原宿のホールソワサントにて自身の企画では初めてとなる発表会を開催しました。
趣味で嗜む方から音大生やピアノの先生まで、一人一人が持ち味を発揮し、多くのお客様にも恵まれ、和やかで素敵な会になりました。
朝からてんやわんやな一日でしたが、演奏を聴いているとそれぞれの成長過程が思い起こされ、込み上げてくるものが…。開催して本当に良かったです。
6年前は背が小さくコロンとしていた生徒さんは、いつの間にか声変わりし、私の背丈を追い越し、先日の推薦入試で志望高校に無事合格。狭き門に挑戦すると決めてからの成長は著しく、本人の才能が最高の形で花開き、指導者としての喜びもひとしおでした。毎週日曜のレッスンではいつも嬉しそうに様々なピアニストやハマっている交響曲の話をしてくれる頼もしい男の子になり、これからどう変貌していくのか楽しみでなりません。
趣味の方々も1音1音慈しみながら味のある音楽を奏で、心豊かな日々を過ごしていらっしゃり、
音楽を専門的に学ぶ方々も、真剣に取り組むからこそ色々悩み、ステージ経験から多くを学んでいて、音楽の存在が人生の支えになることを示してくれました。
自分も教える立場になって、これまでの苦労や悩みを生かしたり共有でき、本当に嬉しいです。本番等でレッスン日の変更も多く迷惑をかけていますが、生徒さんの気持ちに寄り添うためにも、弾き続けていきたいと思います。
今週で大学の後期のレッスンとコンチェルトの試験が終わり、残すところは明日と明後日の実技試験審査のみ。元気に臨んで2月を迎えたいです。
皆さんも風邪やインフルエンザにお気をつけて、素敵な日々をお過ごしください!