ラフマニノフのコンチェルト2番、シューマンのピアノクインテット、
ずっと弾いていたかった…
楽しいことはあっという間に終わるものですね。
お客様には、どちらのコンサートも、その瞬間にしか生まれない"ライブ感"を楽しんでいただけたかなと思います。
私もリハーサルを重ねる度に、オケや共演者との距離が縮まり、新しいエネルギーがどんどん湧き上がってくるような感覚になり、室内楽やコンチェルトの醍醐味を存分に味わえました。
共演させていただいた東京ニューシティ管弦楽団と指揮者のゴレンシュタイン氏、ディノカルテットのメンバーには心から感謝です。
カリスマ的な存在感で全員をまとめてくださった指揮者のマルク・ゴレンシュタインさんと
情熱的な音を紡ぎ、オケとピアノを繋いでくださったコンマスの執行敏宏さんと
やりたい音楽を自由に思う存分出し切ったディノカルテットメンバーと
自分の音楽上の成長は、ホントにノロノロペースですし、頭では分かっていても、実践できず悩むことばかり。でも、諦めずに頑張っていると、小さな気づきや些細なことが連鎖して、重かった扉がふと開くようなことが、たまに起こるのですね。
(これも外から見ると、大した変化ではないのですが、自分の中では世紀の大発見的な喜びなのです…)
今回のコンサートを通して、いつも励まして下さる方がおっしゃっているお言葉、
"壁あるところに扉あり"
を体験できた日々となりました。
ご来場いただいたお客様、本当に有難うございました。
本番中@サルビアホール
前の晩に楽器の弾きこみをさせていただきました@坂戸市文化会館