もう1週間前にさかのぼりますが、慶應義塾大学藤原洋記念ホールでのカワイコンサートの写真をアップします。
程よい残響の気持ちの良いホールでした。大勢のお客様(若い世代の方が多かった!)が、奏者と一体になって耳を澄ましてくださっているのが、全身で感じられ、個人的にも大変貴重なコンサートとなりました。
カワイの方々の細やかなサポートには毎回感激していますが、今回も一生懸命に楽器を調整してくださいました。
ヨーロッパで出会って15年以上経つカワイ調律師の小野寺さんには、前日の弾き込みからずっと立ち会ってもらい、楽器の位置を何度も変えてベストポジションを決めたり、私のワガママな要求に最後まで付き合っていただきました。
希望する音を言葉で表現するのは極めて個人的な感覚によるので、表し方も受けとめ方も人それぞれ。
中身は濃厚で輪郭はふんわり丸くとか、縦にすっと伸びるとか、こっくりとか黄色とか…まさに連想ゲームのようにして、調律師さんは想像力を働かせて音を作ってくださっています。
自分の音が客席ではどのように聴こえるのか、録音機では100パーセント再生できませんし、幽体離脱もできないので…信頼できる方の意見はとても頼りになり、有難かったです!
調律する小野寺さん(小さくてすみません。)
お越しくださった皆様、主催者の方々に改めて心よりお礼申し上げます。
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