秋空が美しい毎日、またまた更新が遅れてます…
10月4日~12日は完成したばかりの東海市芸術劇場にこもっておりました。
オープン初日は、記念式典にて舞踊家浅野瑞穂さんと共演させていただきました。
天女様のような崇高で優雅な舞に、聴衆も私も異次元の世界へと誘われました。思い出すだけで、心が洗われさらさらと軽くなっていきます…
共演中の写真がないのですが、浅野さんの公式サイトのお写真からも素晴らしさが伝わってきます。
浅野瑞穂さま
終演後に楽屋で
式典後は毎日大ホール&多目的ホール&交流広場にて計4台のピアノ試奏を行い、大勢の市民が興味深く聴いてくださいました!
大ホール
多目的ホール
交流広場
人前で一日計3時間半×9日間演奏するのは初めての経験で、体力配分や集中力を保つ良いトレーニングにもなりました。
連日聴きに来てくださる方も多かったので、音色の作り方のレクチャーをしたり、本番前の練習の仕方を公開したり、弾き比べや選定時のエピソードを話したりと、内容をフレキシブルに変えながら、楽しく、時には冷や汗かきつつやらせていただきました。
ピアノの周りに集まってもらい、音を出してもらったり、楽器の説明をしていると、生まれて初めてピアノの音を出した赤ちゃんや、発表会間近の男の子、これまでオルガンしか触れなかったおばさまがいらっしゃり…、様々な方々の思いを受け止めるピアノやホールの存在がどれだけ貴重かを痛感しました。
日々変わっていくピアノの音だけでなく、私の日々の調子も気にして声をかけてくださる方々もいらっしゃり、想像以上にあたたかな交流になりました。
連日聴きに来てくれた3歳の赤ちゃんから気持ちのこもったお手紙をもらい感激。
最後の4日間は18人の市民(小学~高校生まで)にワンポイントレッスンを大ホールで行い、12日はピアノミニコンサートで締めくくりました。
市民の方々の夢が広がり、ピアノが末長く愛されることを願って、これからも見守っていきたいと思います!
期間中には4年前に共演したクリスティアン・アルミンク氏と再会!
楽屋の窓からは心奪われる夕空を眺められました。