前回のブログから、瞬く間に日が経ち、桜も開花して、すっかりあたたかくなりました。
上の写真は近所の桜が咲きはじめた数日前の桜です。花は幹に近いところから咲きはじめるのですね。
東日本大震災から2年が経ちましたが、私は何も言えるような立場ではないので、3月11日は、一人、バッハを弾いて祈り、黙祷しました。
そして、16日は福井市での、ある祝賀会にて、17日は取手市のサロンコンサートシリーズで演奏してきました。
取手市の会場、マタニティハウス戸頭の主催者の斎藤先生と。
斎藤先生とは震災の1,2ヶ月前からお手紙を通して交流させていただき、今回のコンサートに繋がりました。
先生は芸術に対する深い愛情から、サロンコンサートホールを建てられ、1993年から地域に根付いたコンサートを定期的に主催されているそうです。
とても熱心に耳&心を傾けてくださるお客様、良いピアノ、音楽を楽しめる素敵な会場のお陰で、インティムで和やかなコンサートになりました。
留学中にも今回のようなサロンコンサートやホームコンサートで数多く弾かせていただいて、自分は沢山の聴き手や素敵なホールに育てられてきたのですが、その空間に生まれるあたたかで静かなエネルギーは、言葉では表せない不思議なパワーを弾き手にもたらしてくれます。
もし、聴き手と弾き手の心の波動や思いが行き交っているところが、目に見えたら…それはそれで音楽に集中できなくなりますが、一度見てみたいですね…
"想い"というものには実は物凄いパワーがあると改めて感じています。
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